真山仁が日頃、ニュースを読んで考えたり、取材先や日々の生活での気付を、不定期にアップしているTwitterの内容を採録します。
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2020年2月22日
昨日から、講演会と取材の為、那覇。今日は、小説『墜落』のためのロケハン。ゆいレールで移動しようとしたら、改札にSuica使えるとあったので、驚きながらタッチしたら、エラー。駅員に「使えません」と言われた(午前11:17)
ゆいレールで、Suicaが使えるのは、3月10日からだった。改札前にぶら下げられた横断幕には、Suica使えます!! マークの字が大きくて、日付の表示が小さくて、見落としがち。私の前の人もSuicaで何度もタッチしていた(午後2:16)
おもろまちは、街としてアンバランスかも。駅前に日本最大級のDFSの一流ブランド店が入った施設。さらに、タワーマンション。一方で、廉価の飲食店やパチンコ店も。那覇新都市としての開発ポリシーが見えてこない。だが、小説の重大事件場所としては、良いチョイスだった気がする。(午後2:22)
2020年2月23日
昨日は、オープン戦観戦。予約の時に知ったのだが、「模合(もあい)」シートなるものがあって、びっくり。『墜落』で、この文化を、さりげなく、かつ、しっかりどう織り込ませるかを検討している。(午前9:20)
ゲームは、スコア的には、巨人の圧勝だが、エース菅野の球が高めに浮いていたのが気になった。期待のモタは打球音と速度が半端ないのだが、変化球の対応にはかなり時間かかりそうな予感。監督の我慢が、カギか。(午前9:23)
夜は、恩納村に移動。月末に刊行する新作『神域』で大変お世話になった生命科学の権威の方と会食。研究者の窮状から沖縄人気質まで、話題は多岐に及んで、あっという間に時間は過ぎた。小説のネタは尽きないが、小説家の頭と体力は、余りに脆弱(午前9:30)
ホテルの朝食は、オーダーで作ってくれるオムレツにあると思っている。無論、そんなサービスのないホテルも多いが、今朝のオムレツは、まずまず。見た目は今一つだったが、半熟具合が良く美味なり。(午前9:41)
今日は、『墜落』の主舞台の一つ、嘉手納基地周辺をロケハン。基地が一望できる道の駅には、大勢のファン。
(午後0:33)
基地周辺にあった「天一」。京都出身の富永はここを訪れるか? ちょっと塩味が強すぎて、残念! 普段は、底まで飲み尽くすスープを、今日は残した。(午後1:29)
2020年2月25日
沖縄滞在、最終日。昨夜は、キャンプ・フォスターを見下ろす丘の上のホテルに投宿。周辺は、住宅が密集しているので、基地内の住宅が際立つ。(午前9:14)
昨夜、ホテルの麓にある寿司屋に。今日のおすすめに、ヤギ刺し! 沖縄で、鍋で食したことあるが、刺身には手が出なかった。生肉好きとしては、無念。(午前9:16)
それにしても、今まで、至るところで耳にした中国語が聞こえない。(午前9:17)
本部(もとぶ)まで、辺野古移設反対行動の現場を覗きに。参加者は、若者と年配者が多い印象。あの光景をどうみるかは、小説で答えよう。(午後3:19)
初日は、40分待ちだった「ジャッキー・ステーキハウス」。お昼を我慢した甲斐あった。このボリュームであの値段。しかも肉のジューシーな味が深い! ここは、富永に食べてもらおう。(午後3:23)
まもなく沖縄を旅立つ。この3年余、沖縄に通って、沖縄人気質の本質を探ってきた。今回の旅で、それを知るために、どこに目を向けなければならないかが見えてきた気がする。問題は、私がもっと無の境地になって沖縄を頭ではなく肌で感じることなのだろう。あまり時間をおかず訪れる時間を探すべし。(午後7:29)
自粛要請はしないが、自粛検討は求めるって、こういう発言を臆面もなく述べる人物が総理では、情けない。(午後10:08)
どうでもいい時は嬉々として、前に出る総理が、新型コロナの蔓延には、影が薄い。今こそ、総理として国民を救うために行動すべきでは?憲法改正する前に、国民を伝染病から救って下さい。それが、総理の責任では?(午後10:08)
2020年2月27日
新型コロナウィルス問題を見ていて思うのは、取り返しの付かない惨事は、時として静かに始まり、早期発見、対策をすれば無事だったのに、「大丈夫でしょ」という根拠なき判断をして、危機と向き合わないことから始まるのかも知れないと痛感。三ヶ月後に、この呟きが「杞憂」であることを祈りたい。(午後3:31)
危機を察知し、時に強引とも言えるほどの行動力を発揮し国民を守ることが、国家の存在意義だと思う。それだけに、今こそ総理の責任が問われる。それができなのなら、長く総理をしていても、偉大でも何でもない。(午後3:33)
2020年2月28日
早起きをして今朝は、ドラマ『オペレーションZ』の撮影見学。沖縄から、東京に戻って、連日寒い。でも、2月は、こうでなくてはとも思う。四季のメリハリが崩れ続けるこの数年、寒さにホッとする。(午前7:52)
2020年3月2日
情けない話だが、“自由”の尊さとは、それが奪われるまでなかなか気づかない。スーダンで映画の上映会を行おうと奔走する老いた映画人たちの葛藤と、独裁国家の静かなる抑圧を描いたドキュメンタリー映画『ようこそ、革命シネマへ』(4月4日公開予定)は、“自由”の本質を静かに語りかけてくれた。(午前6:26)
様々な行事が中止か延期になる。まるで、そうしないと非国民のような風潮が広がっていく。東日本大震災の時にもそう感じたが、この国で「自粛」とは、「絶対禁止」という意味だと辞書に書いて欲しいな。(午後0:42)
2020年3月4日
新刊『神域』の刊行祝いに、お花を戴いた。地球最古の花とも言われるモクレン。永遠という意味を持つとも言われるので、作品のテーマにリンクするのではと、選んで下さいました。(午後1:56)
2020年3月5日
今日は朝から都内で、新作を発表したご挨拶に書店にお邪魔した。大抵は、サイン本も作らせて戴く大切な時間だ。このご時世だが、全ての書店で歓待を受けた。深謝!(午後5:03)
コロナ騒ぎの影響で、客足が激減した店もあれば、逆に増えた店も。一つの特徴は、夜になってから来客が増えた店が多かった。外食せずに自宅に帰って静かに読書という人も多いようだ。いずれの店でも、学習参考書やドリルがよく売れているとも。カゼが吹いたら、桶屋が儲かる?(午後5:08)
街には、子どもが溢れている。正体も治療法も判明していない新型ウィルスが蔓延する危険を避けるために、強制的に学校を閉鎖した結果だ。これが、総理が求めた答えだとしたら、想像力が欠如しているのか、あるいは兎に角自分たちが責任を取らなければ、国民の体調はどうなってもいいと思いっているのか(午後6:10)
2020年3月8日
神戸の自宅から、大阪へ。普段は大勢が乗降するJR三ノ宮駅にほとんど人がいない。乗車している快速電車もガラガラ。ひたひたとコロナ禍の影響が人の動きを止めている。ウィルスではなく、見えない恐怖で日本が崩落していく。(午前11:14)
2020年3月9日
【備忘録】東京株式市場2万円割れ。共同通信は、「コロナショック」が原因(但し午前終値時)、朝日は「原油下落」が原因と。円高も進み、一時101円台。8年越しのアベノミクスも、コロナの前に粉砕。(午後10:24)
2020年3月10日
神戸から東京へ。驚くぐらい新大阪駅に人がいない。何時でも長蛇の列を作る駅弁売り場は、人がゼロ。きっぷ売り場も、2,3人がいる程度。多くの企業で出張禁止令が出ているらしいが、大丈夫か、ニッポン!?(午後2:15)