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沈思熟考(7)
「ブレイクスルー」で見えてきた日本の底力

真山 仁

今年4月から、テレビ東京の新番組「ブレイクスルー」でMCを務めている。他者が真似できないプロジェクトに挑む「開拓者」を取材し、その格闘ぶりと想いを、私が直接聞く構成になっている。

番組を始めるに当たって、プロデューサーやディレクターと決めた約束事がある。
すでに結果を出して、大成功した人の武勇伝は取り上げない。それよりも、周囲からは「不可能」だと思われている難関に挑む姿勢の源を探ることに主眼を置こう――。

リスクを取って挑戦することこそが、日本に再生に不可欠だと常々考えているからだ。
スタートアップやベンチャーのような「若い企業」ばかりではない。日本を代表する大企業内で、イノベーションを起こそうと奮闘する人にもフォーカスした。

本稿を執筆している段階で、10人ほどの「開拓者」を紹介したが、共通するのは、「自分の挑戦で、日本社会を変える!」という強い想いだ。

多くの日本人は、夢を持たなくなり、挫折のリスクがあるような挑戦を避けるようになった。
皆がそれを肯定すれば、パラダイムシフトも再生も起きない。

一方、番組に登場する「勇者」たちの心の内側にまで踏み込んで取材をしていると、そこに紛れもない「不屈の魂」が見える。

問題なのは、成功か失敗かではない。
挑むか、怯むかなのだ。
その挑戦し続ける姿勢を、愚直に伝え続けたい。

(※注:真山のMC担当は2025年3月で終了しました)



●初出:月刊「商工会」2024年7月号 
https://www.shokokai.or.jp/shokokai/gekkan/index.htm

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