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ハゲタカ日記07
from 2020/07/04〜08/14

真山 仁

真山仁が日頃、ニュースを読んで考えたり、取材先や日々の生活での気付を、不定期にアップしているTwitterの内容を採録します。
https://twitter.com/jinmayama

2020年7月4日
【備忘録】2週間ぶりに大阪に。新幹線は、前回より混雑。繁華街に行かなかったが、谷町の辺りの人出は、賑わいのレベルか。 飲み屋も、客多し。(午後1:56)

昼前に新大阪駅に。新幹線改札前のカフェで、読書。客は、2割程度で、ランチタイムになっても増えなかった。新幹線も空いていた。(午後1:58)

13時過ぎ、名古屋へ。名古屋駅は、普段と変わらない人出。一概には言えないが、都市それぞれで、コロナに対するスタンスが異なって来ているのかな。(午後2:00)


2020年7月22日
被災地の小学校を舞台に、神戸から赴任した応援教師と子どもたちの交流を描いた『そして、星の輝く夜がくる』のシリーズ第3弾の連載を「小説NON」(祥伝社)で始めました。来年、震災から10年となる東日本大震災。連作短編を通じて、阪神と東北を結ぶ物語を目指します。(午後5:59)


2020年8月2日
本を閉じてから、脳内で様々な思いや感情、そして、社会の不条理へのやるせなさなどが入り交じり、暫し冷静さを失う作品に、久しぶりに出会えた。(午後5:17)
https://www.amazon.co.jp/dp/4152099534/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_XxEmFb5MH9V8C

87歳にして、瑞々しい新作スパイ小説を放てるジョン・ル・カレには、感嘆しかない。新作『スパイはいまも謀略の地に』は、必読。(午後5:19)


2020年8月10日
安倍総理は、被爆者を馬鹿にしているのではなく、自分の言葉がない。関心がないことは、全て他人任せ。たとえスピーチライターの原稿でも、その言葉を自分で理解し、自分の言葉に置き換えて話すことが、他者に想いを伝える最重要なのだが、それが分からない。(午後2:57)
https://this.kiji.is/665179424563807329?c=39546741839462401

でも、公式行事に参加することには熱心。彼からすれば、暑い中、忙しい中、俺が来るだけで充分だろう。スピーチなんて、同じでどこが悪いという程度にしか思っていない。(午後2:57)

総理が取材に応じてくれない。総理番が馴れ合っているという構図を批判しても、何も生まない。例えば、ドイツのメルケル首相など、他国の政府首相は、国家の一大事の時に、頻繁に会見を開き、所信を述べ、伝える努力をする。それが、政治家の責任だと感じているからだ。(午後3:12)
https://mainichi.jp/articles/20200809/k00/00m/010/055000c

だが、安倍総理は、「責任を痛感している」という言葉は好きだが、「責任を取ること」や「責任ある行動」には、興味がない。それをメディアは怒るが、もし新聞社が本気なら、各社紙面でキャンペーンを張って、総理が国民に答えなければならない状況を生み出せば良い。(午後3:12)

総理に、責任を持って国民にメッセージを伝えるという自覚を持たせるため、メディアは、総理に噛みつくことではなく、総理に口を割らせ、それを読者に伝える知恵を絞らなければならない。(午後3:12)


2020年8月11日
読売新聞の世論調査で、安倍内閣の支持率がここまで下がる。これは、深刻と言える。だが、それ以上に注目は、立憲民主党の支持率の低さ。読売の調査とはいえ、如何に野党として存在価値がないと思われているのかの証左かもしれない。(午後3:11)
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200809-OYT1T50197/

安倍政権が盤石なのは、偏に野党不信に尽きる。元民主党同士で"合併"話が進んでいるようだが、重要な視点が抜けている。合併するなら、政権時代に失政を繰り返し、その後は、自民党を好きにさせた元民主党幹部は、全員、幹部から去ることだ。自党の浄化もできない野党に誰も期待しない。(午後3:12)

素晴らしい指摘だと思う。だが、もう一歩踏み込んで、なぜ回らないかを検証しないと、単なる「悪口」に終わる。安倍総理だけが悪いのか、制度設計に問題がなかったのか。(午後3:37)
=首相主導「看板方式」の限界 戦略空回り、でも責任は?:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN8956XHN85ULZU022.html

目的は間違っていないのに、理解度が浅かったり、スキームが無理だったりするなら、どうすれば有効になるのかを考えるという報道の仕方もあるのでは? その方が、政権のダメっぷりが浮き彫りになる。(午後3:37)


2020年8月12日
どんどん茶番化していく民主党“合併”。メディアは、玉木氏を持ち上げているところもあるが、そもそも国民民主党内に裏切り者がいるなら、それこそ、リーダー失格の証。(午後0:17)
国民 玉木代表「分党」の意向示す 双方の規模が焦点 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200812/k10012563341000.html

本当に野党を再編して、与党に立ち向かう気があるなら、自らがそこから離脱するという“自我”を封印するのは、当然のこと。それができないようでは、大言壮語でしかない。今の国会議員は、与野党共に、所詮自分だけが可愛いだけなのか。(午後0:17)


2020年8月13日
美馬達哉氏の『感染症社会 アフターコロナの生政治』は、コロナ禍を冷静に見つめるために必読の書だ。公衆衛生の意味と重要性。そして、バイオ・ポリティクスによって迷走する社会。(午後0:52)
https://www.amazon.co.jp/dp/4409041134/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_KKPHFb2S0SGC5

政権責任者や知事たちが、基本を蔑ろにした上で、国民のパニックを煽っていく構図が、様々な角度から論じられている。そして、中国や英国に対する勘違い、日本の状況に対する楽観的な思い込みなど、コロナ禍真っ只中だからこそ冷静に事実を見つめることの大切さが、ひしひしと伝わってくる。(午後0:52)

コロナ禍が過ぎれば、全部忘れていくだろうことを、今しっかり見つめ、何を残し、何を語り続けなければならないのかを記憶に止めたい。何より、政府関係者には、居住まいを正して読んで欲しい。(午後0:52)

私もこの曲を最初に聴いた時、秋元氏は凄い曲を作ったなと思った。しかも、これを若い女子に歌わせるという意味の深さも感じた。(午後3:41)
=保釈の周庭氏を支えた欅坂46の「不協和音」…「歌詞がずっと頭の中に浮かんでいました」スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20200812-OHT1T50373.html

周庭さんが、拘束中に聞き続けたと語っていたが、日本の若者の行動を促す歌にもなって欲しいと願う。(午後3:41)

なぜ、周庭さんだけが逮捕されて、翌日保釈されたのか。スパイ小説好きの小説家の妄想からすると、これで彼女は「転向したのでは?」と疑惑が仲間の間に広がる可能性が出てくる。(午後3:52)
=周庭氏、活動停止でも逮捕の衝撃 中国が狙う市民の沈黙:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN8C7FJFN8CUHBI00X.html

同じ日に逮捕された「リンゴ日報」創業者の黎智英氏は、拘束されたままなので、余計に疑惑が広がる。革命のシンボルを、仲間内で潰させる策というのは、革命対策の常道だ。情熱はあっても所詮未熟な若者相手に、中国政府は大人の戦略で、切り崩しに掛かっている可能性は充分考えられる。(午後3:53)

訂正:先ほどのツイートで、指摘を戴きました。黎智英氏も既に釈放されているとのことです。彼も含めて、運動の中心人物をすぐに釈放というのは、同様の意図を私は感じてしまいます。小説家のつまらない妄想だと思いますが。(午後4:59)


2020年8月14日
安倍総理のコロナ対策が不十分だったことには異論がない。幸運と日本人の生活習慣&自粛要請でもそれを遵守する誠実さが、成果を上げたのも間違いない。(午後2:48)
=安倍首相のコロナ対応、日米欧6カ国で「最低」 国際世論調査、経済支援策に不満大きく:東京新聞 TOKYO Web  https://www.tokyo-np.co.jp/article/48602

ただ、この調査を読むのには注意が必要だと思う。というのは、海外は政権トップへの評価について、問題があっても、一方的に非難しない。なぜなら、民主主義の意味を考えれば、そういう為政者を選んだのは、自分たちだという責任を感じているからだ。(午後2:49)

特にコロナ禍で、政治でやれることには限界もある。その好例が、積極的に国民を犠牲にして、自身の再選だけを考えて次々と酷い政策を打ち出したトランプ大統領の評価を見れば分かるはずだ。外国と比べるのが大好きな日本人だが、各国の政治環境や民主主義に対する考え方には違いがあるという視点が重要。(午後2:50)

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